リアルな折紙について思うこと

半茶」の 060221 より引用。

創作折り紙の才能が尽きたので、というか折り紙でググるとすごい作品ばかりで圧倒されてしまってなあ。例えばここのエンシェントドラゴンとか、見るとため息しか出てこない。

以前なら、とにかく四本足と尻尾と耳があれば「すげえ、犬だ(猫だ、馬だ、豚だ狐だ熊だ)」と尊敬されたわけだけど、今はそうじゃない。いかに「美しい」犬を折るか、いかに「格好よい」犬を折るか、といったことが問題になる。

でも私個人としては、とにかく四本足と尻尾と耳があれば、といった世界のほうが、折紙らしくてよいのでは、という気もする。

リアルな折紙より、折紙らしい折紙を。とか思う。

浮世絵は、必ずしも写実的ではなくて、浮世絵独特の美しさを持っているように思う。そういった浮世絵独特の部分に興味がないなら、別に浮世絵である必要はなくて、油絵でも水彩画でもよいのだと思う。

折紙も、折紙独特の美しさを追求できたらいいのにな、と思う。そういう折紙独特の部分に興味がないなら、別に彫刻でも LEGO でもいいんじゃないかと思う。

で、「折紙独特の部分」って何だろう、と思うのだけど、まだよくわかってません。←なら偉そうなこと言うなよ。